ZX-14Rのエンジン性能と最高出力(馬力)
Ninja ZX-14R 東南アジア(ブライト)仕様のエンジン性能
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最高出力 |
147.2kw(200ps) / 10,000rpm |
最大トルク |
162.5nm(16.6kgf・m) / 7,500rpm |
ラムエア時 |
154.5kw(210ps) / 10,000rpm |
ZX-14Rのエンジンパフォーマンスとパワー
東南アジア(ブライト)仕様
- 最高出力 147.2kw(200ps) / 10,000rpm
- ラムエア時 154.5kw(210ps) / 10,000rpm
- 最大トルク 162.5nm(16.6kgf・m) / 7,500rpm
- 排気量1,441 cm3の4ストローク並列4気筒エンジンを搭載。ボアストロークは84x65mmとなります。
- 従来モデルと比較し、新型エンジンは全回転域においてトルクが向上、特に中速回転域から高速回転域において大幅な性能向上を実現しています。その性能向上は、4,000回転を超えてからの加速力において顕著に見てとれます。
- 9.5 kgf・mの豊かなトルクを2,000回転で発生するパワフルなエンジンは、あらゆるギア、エンジン回転数からでも力強い加速力を発揮。3,000回転付近からはさらなるトルクが立ち上がります。
- 燃焼室形状の製法を鋳造から切削へと変更し、より精巧な造りとなったシリンダーヘッド。さらに、圧縮比を12.0:1から12.3:1へと高圧縮化したことで、全体的なエンジンパフォーマンス向上を実現しています。
- パフォーマンス向上のために吸排気ポートを改良。吸気ポートは形状を変更するとともに、ポリッシュ仕上げとして一層スムーズな吸気を可能としています。排気ポートは直径を拡大することにより、排出性能を高めています。
- 直径33.4mmの吸気バルブはステム長を0.4mm延長。さらに、バルブフェースに高周波焼き入れ処理を追加、新しいバルブシート素材との組み合せにより高い信頼性を得ると共にパフォーマンスも向上しています。直径28.3mmの排気バルブは、従来同様、焼き入れ処理が施され、優れた強度と高速回転域においての高い信頼性に貢献しています。
- エンジン冷却時においてもカムチェーンを張った状態に維持するラチェット式の油圧カムチェーンテンショナーを採用し、メカニカルノイズを減少させています。
- 鍛造ピストンは、新しくなった燃焼室形状に併せてより薄いクラウン形状とし、スカート部をより応力のかかりにくい形状へと変更。高強度、軽量のピストンは慣性モーメントを減少させ、パフォーマンス向上に貢献しています。
- シリンダー1番と2番、3番と4番の間にバイパス孔を設けて、ポンピングロスを大幅に低減。新しいエンジンの性能向上に大きく貢献しています。
- 外部配管式のピストンジェットシステムを採用。冷却効果を高め、性能向上に貢献しています。
- ストローク長の変更を受け、コネクティングロッドを延長し、さらに小端部の外径を拡大して強度を向上させています。また、コネクティングロッドのボルトを高強度素材へと変更しています。
- クランクシャフトのメインジャーナル径を拡大することで、強度向上を図っています。
- エアクリーナーエレメントのフィルター性能を向上。エンジンの高出力化に貢献しています。
- ISC(アイドルスピードコントロール)を装備する44mmのスロットルボディを装備。
- エンジンには2軸2次バランサーを採用することで、不要な振動を大幅に軽減。スムーズなエンジン特性を実現しています。
- トルクの強化に伴いリヤスプロケットを41丁から42丁へと大径化。加速性能を高めています。
- 耐久性を高めるため、全てのギアに熱処理と表面処理を実施。また、シフトフォークとの摺動部には、特殊コーティングを施して耐摩擦性能を向上しました。
- 強度に優れる530サイズのドライブチェーンを採用。高出力化されたエンジンからの大パワーを後輪へと伝達します。
- クラッチにはバックトルクリミッターを採用。過度なエンジンブレーキによるリヤタイヤのホッピングを軽減し、スムーズなシフトダウンに貢献する他、駆動系の保護する働きもあります。
- 排気量を拡大しながらも、より高度なECUプログラミングにより従来モデルよりも優れた燃費効率を達成。燃料噴射量や点火タイミングを緻密に制御することで、スロットルレスポンスを犠牲にすることなく燃費性能を向上しています。
Ninja ZX-14R 東南アジア(ブライト)仕様のスペック
仕様国 | 東南アジア(ブライト)仕様 |
通称名 | Ninja ZX-14R |
マーケットコード | ZX1400ECF |
全長 | 2,170 mm |
全幅 | 770 mm |
全高 | 1,170 mm |
軸間距離 | 1,480 mm |
最低地上高 | 125 mm |
シート高 | 800 mm |
キャスター/トレール | 23°/ 93 mm |
エンジン種類/弁方式 | 水冷4ストローク並列4気筒 / DOHC4バルブ |
総排気量 | 1,441 cm3 |
内径×行程/圧縮比 | 84.0 mm×65.0 mm / 12.3 : 1 |
最高出力 | 147.2kw(200ps) / 10,000rpm |
最大トルク | 162.5nm(16.6kgf・m) / 7,500rpm |
ラムエア時 | 154.5kw(210ps) / 10,000rpm |
始動方式 | セルフスターター |
点火方式 | デジタル |
潤滑方式 | ウェットサンプ |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
トランスミッション形式 | 常噛6段リターン |
クラッチ形式 | 湿式多板 |
ギヤ・レシオ1速 | 2.611(47/18) |
ギヤ・レシオ2速 | 1.947(37/19) |
ギヤ・レシオ3速 | 1.545(34/22) |
ギヤ・レシオ4速 | 1.333(32/24) |
ギヤ・レシオ5速 | 1.154(30/26) |
ギヤ・レシオ6速 | 1.036(29/28) |
一次減速比 | 1.556(84/54) |
二次減速比 | 2.471(42/17) |
フレーム形式 | プレスバックボーン |
懸架方式 | 前 テレスコピック(インナーチューブ径43 mm) |
懸架方式 後 | スイングアーム(ユニ・トラック) |
ホイールトラベル 前 | 117 mm |
ホイールトラベル 後 | 124 mm |
タイヤサイズ 前 | 120/70ZR17M/C(58W) |
タイヤサイズ 後 | 190/50ZR17M/C(73W) |
ブレーキ形式 前 | デュアルディスク 310 mm(外径) |
ブレーキ形式後 | シングルディスク 250 mm(外径) |
ステアリングアングル(左/右) | 31° / 31° |
車両重量 | 265 kg |
燃料タンク容量 | 22 L |
カラー | ゴールデンブレイズドグリーン メタリックスパークブラック |